共創事例紹介
知財・技術起点の共創により生み出された事例をご紹介します
共創事例

所在地:香川県高松市牟礼町 旧庵治街道沿い
業 種:地域活性化PRイベント
事業内容:石と光で歴史と地域の魅力を伝えるまちづくりイベント
共創技術#光ID #可視光通信技術
【共創の課題】
「むれ源平石あかりロード」は、庵治石の石あかりと源平史跡を結ぶ幻想的な夜のイベントです。地域の歴史と伝統工芸を活かしたこの取り組みには、夜間開催ならではの課題がありました。作品プレートが暗くて読みにくく、QRコードの活用も検討されましたが、位置合わせや読み取りの難しさから断念していました。
【共創ストーリー】
課題を解決する糸口となったのが、パナソニックの可視光通信技術の一つである「光ID」技術です。LEDの光、それがわずかな光源でもスマートフォンで読み取り、情報を表示できるため、夜のイベントとの親和性が高く、かざすだけの直感的な操作性も魅力でした。知財コーディネーターの紹介からオンライン面談を経て、現地に出向いたパナソニックの担当者からの技術の詳細説明とデモを実行委員会のメンバーが体験し、仄かな灯りで情緒ある風情に重きをおくイベント特性にマッチすると確信したことで、共創が始まりました。
委員会メンバーが中心となってイベント課題を解決できる企画を複数立案し、パナソニックは技術面での実現可能性のサポートに加え、運用面ではハード及びソフトの実務担当者も加わり細部調整を行いました。短期間ながらも、丁寧な対応と柔軟な連携で開発を進める事ができました。

【共創による成果・今後の抱負】
パナソニックの光ID技術を活用した共創により、讃岐提灯に石あかりロードマスコットキャラクター「石あかりちゃん」をあしらった「撮って!ちょうちんAR」や、源平合戦にちなんだクイズで史跡を巡り楽しく学べる「石あかりちゃんの光IDスタンプラリー」といったエンターテインメント性の高い体験型新規コンテンツは、子どもから大人まで幅広い層に好評を得ました。アンケートでは「次回も参加したい」という声がほぼ100%を占め、共創の成果が来場者の満足度とイベントの成功に寄与しました。
今後は、インバウンド観光客の増加に伴う外国語対応や観光案内の改善でより多くの人に地域の魅力を届ける取り組みや、スタッフの負担軽減など、地域課題の解決にもつなげていきたいと考えています。
【参照/リンク】
■ 共創に活用されたパナソニックの技術
~光ID~
ビジネスヒント集2024~ヒラメキのタネ~
・ LEDの光の高速点滅でスマートフォンのカメラが情報取得。電波不要で安全な非接触通信
・ スマートフォンを光にかざすだけで誰でも使える直感的な操作性
・ スマートフォンの言語設定に対応し、多言語で観光や施設案内に活用可能
■ むれ源平 石あかりロード様との共創事例
~光ID技術を活用した「撮って!ちょうちんAR」や「石あかりちゃんの光IDスタンプラリー」~
共創事例インタビュー「LEDの光と技が織りなす幻想的な夜の伝統工芸体験イベントの魅力づくり」
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